vSphere7Update2/Update3でUSB NIC が使えるらしい

はじめに

2021年6月14日にUSB Fling v1.8 がリリースされました。
ESXi 7.0 Update 2 のサポートとUSB NICを複数接続したときに発生するPSODに対応しています。
本記事では 「VIB のインストールの方法とUSB Fling v1.8の検証結果」について紹介します。
ESXi のインストール方法詳細はこちらの記事でまとめています。

2021年11月現在 v1.9 がリリースされており、ESXi 7.0 Update 3 もサポートされています。
下位互換性のようなものはないため、7u2 を利用するのであれば v1.8、7u3 を利用するのであれば v1.9 を選択してダウンロードする必要があります。

準備

ここから最新の USB ドライバをダウンロードします。

ダウンロードしてきたドライバをデータストアに配置します。

VIBs というディレクトリを作成してその下にアップロードしました

VIB = デバイスドライバ?

厳密にいうと異なります。
VIB とはソフトウェアのパッケージのことを表しており、ドライバの他にもいろいろ含まれているというイメージです。

VIB のメタデータを確認してみます。

[root@deskmini-esxi01:~] esxcli software sources vib get -d /vmfs/volumes/p-kingston-esxi01/VIBs/ESXi702-VMKUSB-NIC-FLING-47140841-component-18150468.zip
VMW_bootbank_vmkusb-nic-fling_1.8-3vmw.702.0.20.47140841
   Name: vmkusb-nic-fling
   Version: 1.8-3vmw.702.0.20.47140841
   Type: bootbank
   Vendor: VMW
   Acceptance Level: VMwareCertified
   Summary: VMware Esx VIB
   Description: USB Native Driver Fling for VMware ESXi
   ReferenceURLs:
   Creation Date: 2021-05-29
   Depends: vmkapi_2_8_0_0, vmkapi_incompat_2_8_0_0
   Conflicts:
   Replaces:
   Provides:
   Maintenance Mode Required: True
   Hardware Platforms Required:
   Live Install Allowed: False
   Live Remove Allowed: False
   Stateless Ready: True
   Overlay: False
   Tags: RestrictStickyFiles, PCIID ................0c0300, PCIID ................0c0310, PCIID ................0c0320, PCIID ................0c0330, module, driver
   Payloads: vmkusb-n

Maintenance Mode Required が TRUE なのでまずメンテナンスモードに切り替える必要があります。
また、Live Install Allowed も FALSE なので再起動が必要となります。

メンテナンスモードでは仮想マシンのパワーオンや移行が制限される

VIB のインストール

VIB をインストールして再起動します。

[root@deskmini-esxi01:~] esxcli software vib install -d /vmfs/volumes/p-kingston-esxi01/VIBs/ESXi702-VMKUSB-NIC-FLING-47140841-component-18150468.z
ip 
Installation Result
   Message: The update completed successfully, but the system needs to be rebooted for the changes to be effective.
   Reboot Required: true
   VIBs Installed: VMW_bootbank_vmkusb-nic-fling_1.8-3vmw.702.0.20.47140841
   VIBs Removed: 
   VIBs Skipped: 
   
   #再起動
   [root@deskmini-esxi01:~] reboot

再起動後は問題なく USB NIC が認識され通信できることが確認できました。

USB NIC の追加と動作確認

USB NIC を追加してみます。

[root@deskmini-esxi01:~] lsusb
Bus 001 Device 003: ID 0411:023a BUFFALO INC. (formerly MelCo., Inc.) 
Bus 001 Device 004: ID 0bda:8153 Realtek Semiconductor Corp. RTL8153 Gigabit Ethernet Adapter
Bus 002 Device 002: ID 0bda:8153 Realtek Semiconductor Corp. RTL8153 Gigabit Ethernet Adapter

2枚目のUSB NIC も正しく認識されました。

最後に仮想スイッチにアップリンクを追加して、再起動後に問題なく接続されたままか確認します。(以前はリブート時にUSB NIC が外れてしまう問題が有りました)

再起動後も問題なく利用できそうです。

補足ですが、再起動時にはデフォルトで認識しないという動作が正しいようです (?)
USB NIC のアクティブ状態を保持したい場合は、Fling のサイトで紹介されているスクリプトを  /etc/rc.local.d/local.sh に追加して都度実行させる必要があります。
ただ、今回の例のように USB NIC 以外に vmnic (オンボードの NIC 等) が一つも検知されない場合など例外があるのかもしれません。

PSOD については今の所一度も発生せず安定しています。

以上です!